2016-08-28

音メモ 36

音メモ、作るのが久々になりました。
やはり単純に、夏が苦手です。
クーラーをつけて作業するのも、なんだか気分が乗らない。
比較的涼しい和室で、窓を全開にして、持っていける機材だけで作りました。
今回、コンプレッサーという、音を圧縮するエフェクトを使っていないので。
(最後に音がはみ出ないようにリミッターは使っていますが)
いつもより荒く、しかし生っぽくて、わりと好きです。
夏の間のことを振り返りながら、少し寂しい気分も入ったような気がします。

おそらく再放送だと思いますが。
秋田の劇団「わらび座」についての番組が放送されていました。
民俗芸能をベースに、ミュージカル公演をしていて。
劇場のまわりには温泉やホテル、ビール工場があって。
複合施設になっている、くらいは知っていましたが。
劇団四季と宝塚に次いで、日本3番目の動員数である、とか。
劇場以外の施設でも劇団員が働き、得た売上で育成や技術向上、さらに地域貢献までと。
よくある夢追い人の貧乏共同生活から、ここまで大きくしてきたことに、驚きました。
自分のまわりでも、生活と制作のほどよいバランスと、続けるために必要なことを、今考えている人が多いので。
なんだかいい番組を見たなぁ、と思いました。
代表の方が言っていた、「演劇はタンパク質にはなれないが、ビタミンにはなれる」という言葉。
音楽ってなんだろうな、なんて少し悩んでいたタイミングだったので、すっと入ってきました。

今まで、何曲作ってきたかはわかりませんが、一曲でも誰かの、生活に寄り添う曲にその人の中で育っていてくれたら、うれしいなと思います。






2016-08-22

【 Discover Akita 】 じゅんさい|JUNSAI from なんも大学



【 Discover Akita 】じゅんさい|JUNSAI from なんも大学 on Vimeo.

こちらの映像の、音楽を担当しました。
音メモを気に入っていただき、作り直して、提供しました。
秋田の暮らしや風土をこうして伝える企画の、第一弾ということで。
ぜひぜひ、ご覧ください。

なんも大学さんは、他にも読み応えのある記事をたくさん配信されています。
大曲の花火師さんのお仕事を伝えるものとか、ババヘラアイスのこととか。
合わせてぜひ、サイトの方も見てみてくださいね。

○なんも大学
秋田のおもてなし精神をニッポン中に届ける学校のようなウェブマガジン。
site / twitter / facebook

○のんびり non-biri
のんびりまっすぐ秋田のくらし。秋田からニッポンのびじょんを考えるフリーマガジン。
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2016-08-21

子ども目線な8月のこと。


2016年、8月。
夏休みということで、親戚の子供たちと過ごす。
その間、音楽づくりはお休み。
何かあっちゃいけないということで、常に気にしているのも、大変で。
これが毎日続くとなると、本当に、すごい。
世のお父さんお母さん、お疲れさまです。
つくったご飯を残さず食べてくれるのは、うれしいです。





久々に、ライブハウスに行ってきました。
高校生のころによく見に行っていた、秋田のインディーズバンドさんたち。
同窓会みたいにたくさん出演するイベントへ。
いつの間にか、どんなライブを見に行っても。
後ろの方でじっと見る、というか観察するような気分が当たり前になってしまって。
しかし、この日ばかりは、前の方で、うきうきで観てしまいました。
いいところで、手なんか、挙げちゃったりしてね。
楽しかったなぁ。
当時の曲を聴くと、すぐ当時の頃に戻ってしまえる気がしました。
それもきっと、音楽の力。
最後に、いちばんお世話になった、というより。
自分を音楽づくりに向かわせたバンドさんを観て。
すごく身近な人が、こんなにかっこいい曲作って、歌ってること。
驚いたのが中学生のとき。
その曲を、アンコールで演奏してくれて、ちょっと泣きそうでした。




お盆休みということで、帰省してくる人も多く。
ベーシストの佐々木幸喜くん ( AmeSol / rabuka ) も地元に帰ってきていて。
近くで生まれ育っているし、初めて会ったのは地元にいるときなんだけど。
なんというか、東京生活で近くにいた存在というイメージが強すぎて。
田舎の道を一緒に散歩していることが、すごく不思議に思えました。
例えば、下北沢や高円寺の、駅からライブハウスまでの道とか。
銀座や青山、新大久保の、劇場までの道とか。
池袋のご飯屋さんや居酒屋までの道とか。
とにかくよく一緒に歩いたけど、田舎道を歩くのは、初めてだなぁとか、思いました。
お互いに、いろんなことがありつつも、ずっと音楽を作り続けている。
素晴らしくうれしいことです。





田沢湖の泳げるところ、山下達郎さんのジャケットみたいになっていたな。
海と湖の違いを初めて知った子どもたち、興奮していました。
子どもたちは、大きくなったらきっと覚えていないだろうけど。
記憶の断片でもいいので、残っていてほしいな。
いつかまた訪れたときに、ここ、来たことあるって、思ってくれるだけでいいので。





夏に行くことが多いせいか、岩手のイメージは、空がきれい。
小さいころは、山田町とか 海の方へ行くことが多く。
大きくなって、花巻遠野のあたりへ行く機会が増え(温泉あるから)。
もちろん地元なので秋田が好きですが、同じくらい、岩手が好きです。
わんこそばに挑戦する人々を見ながら、ざるそばを優雅に食べる。
女性の店員さんたち、掛け声の力の抜け具合が、なんとも言えず。
音メモのために録音したくなりましたが、大盛況でざわざわしていたので、断念。
いい声だったなぁ、電車の車掌さんともまた違う、眠そうなんだけどクリアな。